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ぎきょく

重信臣聡/Fumiko

ぎきょく

40

分類:演劇

作家名:重信臣聡

作品名:Fumiko

上演年:2019

作品概要:現代、ステージと客席の区別のない空間で劇が始まる(M1 夢の劇場)。1937年アメリカ西海岸の日本人街。日本人街に暮らす正一が祭りの準備をしている。日本から鐵三が港に到着する。いとこである正一が迎えに行き、街を案内し、妹のFumikoが出演するアマチュアナイトの開催される劇場に連れていく。Fumikoがステージで歌う(M2 あなたのせいよ)。鐵三はFumikoに見とれる。3人はクリーニング店兼自宅へ戻る。鐵三がFumikoのステージのことを話題にしてしまう。対立する父と正一。もやもやとした気持ちを抱えながらFumikoと鐵三はレモネードを作る(M3 レモネード作ろう)。夏祭りが始まる。盆踊りの後、Fumikoと鐵三は二人で森を歩く。鐵三は自分の境遇と夢を語る。Fumikoはその言葉に勇気をもらい、自分の夢と向き合おうと実家を離れる決心をする。劇場で大掛かりなリハーサルが行われている。Fumikoもそれに参加している(M4 メトロポリタン)。なかなかうまくいかない状況に耐えるFumiko。カフェで鐵三に宛てた手紙を書き、再び鏡の前に立ちトレーニングに集中する(M5 In the Mirror)。鐵三と正一が届いた手紙を読む。正一は自分の店を持つ計画を打ち明ける。Fumikoはオーディションを受け続ける日々。そこでDavidに出会う。正一は父に計画を打ち明ける。対立する二人。正一は家を飛び出す。父は母に内心を打ち明ける。Davidの作品に参加することになったFumikoはRachelと再会する。自分だけが選ばれたわけではないことを知りショックを受ける。作品のリハーサルの最中、Fumikoを訪ねて鐵三が楽屋に現れる。新しい環境で奮闘しているように見えるFumiko。鐵三はそんなFumikoとの間に距離を感じる(M6 クインテット)。1941年12月7日、日米開戦。ルーズベルトの議会演説がラジオから流れる。日本人街の人々は不安を感じる。Davidと劇場支配人がFumikoの出演について話す。支配人は降板を主張しDavidは受け入れざるをえない。支配人はFumikoに降板を伝える。Fumikoは去ることが決まった舞台上で最後に一人、踊る。そこにDavidが声をかける。DavidはFumikoにブロードウェイへ一緒に行こうと打診するがFumikoは申し出を断る。日本人街で日系移民たちの強制収容が始まる。劇場のポスターからFumikoの名前が消されていく。それを眺めることしかできないFumikoにRachelが声をかける。FumikoはDavidの待つ広場で遠くから彼を見つめる(M7 I wonder…)。収容所で正一はフェンスを乗り越えようとする。墓地でFumikoと鐵三は再会する。Fumikoの記憶の風景が立ち現れ、これまでの楽曲のメドレーとともにシーンがフラッシュバックしていく(M8 旅の終わりに)。Fumikoはシューズを脱ぎ、劇は幕を閉じる。

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