ぎきょく

井伏銀太郎/Requiem三部作
分類:演劇
作家名:井伏銀太郎
作品名:Requiem三部作
上演年:2018
作品概要:『前夜』震災で婚約者を亡くした濱田博幸と婚約者の妹・櫻田早雪。 遺体安置所で一緒に家族を探し、悲しみを共有するふたりはやがて 愛しあい結婚する事になる。結婚式前夜と震災前夜が交差する。 『海月と花火』仙台うみの杜水族館の海月の水槽の前 高校時代ソフトボール部でバッテリーを組んでいた二人が再会する。 方やオリンピックでメダルを取り、方や専業主婦。 震災前のみなと祭りの花火大会で専業主婦の亡き夫が なにげなく残した言葉、その言葉が、ふたりの背中をそっと押す。『ニライカナイの風』潜水士の資格を取り、行方不明の妻を自分で探すタクシー運転手。 震災後初めての「みなと祭り」の夜、流し灯籠に想いを込める。 「真っ黒い波だが泥だが、わがんねえもん中に、町が沈んでだんだ そごに、おそろしいぐれぇ真っ白い雪が降ってきて、白黒の世界さな 地獄っていうのは、あいな、色のねえ世界なんだべな」
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