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読みもの

2021.02.18
坂元 裕二(脚本家)/KERA MAP『修道女たち』
七人の女性たちの物語で、全員が同じ黒い修道服を着ていて、しかも全員がバスター・キートンのような白塗りのメイクをしているから顔の判別が出来ない。にも関わらず最初から最後まで登場人物全員ひとりひとりが誰なのかわかるし、それぞれの感情の動きを見逃すことが一度もなかった。そこに驚きました。その要因のひとつは
2021.04.17
今井浩一(ライター)/劇団民藝『ドライビング・ミス・デイジー』
ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマンによるアカデミー受賞映画としても知られる感動の名作。人種への偏見が根強いアメリカ南部の町を舞台に、長年勤めた教職を退いた未亡人のデイジー、彼女の専用の運転手を務める初老の黒人ホークの心温まる交流が描かれる。劇団民藝の奈良岡朋子、無名塾の仲代達矢という新劇界の看
2021.02.18
康本 雅子(ダンサー/振付家)/横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]『スプートニクギルー』
この作品を 見たのは14年も前のことなので正直作品の詳細は忘れているが、 岡本真理子というダンサーの佇まいはすぐに思い浮かべる事ができる。 彼女の一挙一動を、正確に言うならば一挙一動が起こる前の瞬間の彼女の体内のさざめきのようなものを、息を潜めて見つめていた。 彼女のダンスを観る時はいつもそう。