えいぞう

維新派/MAREBITO
分野:演劇
上演団体:維新派
作品名:MAREBITO
上演年:2013
作品概要:【Story】 物語はワタルの亡き母への手紙で始まります。 ほそい路地,トンネル,坂道。初めて来たはずのこの島に,なぜだかワタルは郷愁感を覚えるのです。 成長したワタルは,ヒルコやカイと出会い,ともに遊んだり喧嘩したりしながら, “海の学校”で犬島のことや生き物のこと,そして,地球や人類の歴史を学びます。 ある日,教室に水が流れ込み,“海の学校”があっという間にアジアの多島海へと変わると, ワタルはこの島が経験してきた,遠い記憶を知ることになります。 【Note】 本作で4度目となる犬島での公演。今回の会場は,背景に豊島や小豆島,屋島,果ては高松まで,瀬戸内海を望む浜辺で行いました。 その瀬戸内海の島の一つである犬島を起点に,民俗学や生物学,考古学などをモチーフに,瀬戸内の島々,そこから連なる多島海の歴史を描いています。砂浜の突堤を活かし,全長20mを超す巨大な美術,航行する船や遠くの島の灯りなど,劇場での観劇とは全く異なる体験する演劇です。 また,ゲストにhyslom(ヒスロム)を迎え,山が都市に移り変わる風景の中で活動する,彼らの作品作りの手法も大いに作品に反映されました。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載