えいぞう

維新派/王國
分野:演劇
上演団体:維新派
作品名:王國
上演年:1998
作品概要:【Story】 地下の下水道を疾駆するネズミの群れ,都市ノイズを真似る野鳥たち,ゴミ箱を漁り肥満したカラスやムクドリ,化学物質に群がる蝿や蜂,埋立地に捨てられ野生化した犬や猫,ビル街に産卵する蝉などの昆虫類,光を拒絶する植物,コンクリートや鉄に寄生する植物群,汚染された運河,移動民としての浮浪者やストリート・キッズ,そして都市の闇から突如姿を現すであろう都市幻獣たち……。 都市に棲息するあらゆる生き物の擬似自然的風景を舞台に,<都市の魔>,<都市の欲望>が産み落とした現代のモンスター<タケル>の都市漂流譚。 【Note】 <漂流>シリーズ「王國」三部作の第一弾。 林立する丸太上に40名の役者が現われるオープニングシーン,オオサカの町を載せた大回転舞台が話題に。 近未来のオオサカ・シティに生まれ落ち,闘いに生きる孤児・タケルと, 地下水脈を辿って現われた古代の少年たちとの交感の物語。 この作品のベースとなったNHK−FM放送のラジオドラマ「少年漂流伝」が 98年上半期のギャラクシー賞を受賞。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載