1. HOME
  2. えいぞう
  3. 飴屋法水/4.48サイコシス
えいぞう

飴屋法水/4.48サイコシス

えいぞう

29

分野:演劇

                 

上演団体:飴屋法水

作品名:4.48サイコシス

上演年:2009

作品概要:英国演劇界の寵児、サラ·ケインの遺稿となった戯曲を飴屋法水が演出、ホーメイ (喉歌)歌手の山川冬樹と様々な国籍の職業俳優ではない役者と共に作り上げた舞台。劇場の観客席が今作の舞台。それと対面して、いつもの舞台上には特設の観客席が用意されており、ダークな照明の中、舞台前面では血のように赤いプールの水が滑らかに光っている。11人の役者たちはケインの詩のように書き連ねられた言葉を、彼らにとっての外国語=日本語で、時に短い英語も交えつつ、絞り出すように、また丁寧に語り継いでいく。強度のうつ状態で死の淵をさまよった作者の最後の声を、不調和な集合体である彼らに共同で表現させることにより、生の舞台ならではの臨場感を作り出した。山川の地の底から響くような歌声と七色の声、なみなみとした血の海、強く点滅するライトも、病んだ内的世界を印象づけた。(F/T09:Documentsより転載)

Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載

     

     

クレジット:(photo)石川純