えいぞう

THE SHAMPOO HAT/THE SHAMPOO HAT第21回公演「その夜の侍」
分野:演劇
上演団体:THE SHAMPOO HAT
作品名:THE SHAMPOO HAT第21回公演「その夜の侍」
上演年:2007
作品概要:<公演チラシより> 夜が酷く白かった。 どこからか微かにテレビの音が聴こえる。 断続的な群衆の笑い声に酷く苛立ち, キャビンマイルドに火をつけた。 松屋でカレーなど食わなければ良かった。 ハァハァと吐き出す息がカレー臭くて, 泣くに泣けなかった。野良猫と目があった。 撫でようとしたら逃げられた。 ポケットから折りたたみ式のナイフを取り出した。 ドンキホーテで二千円のナイフ。 夜が酷く白かった。 そろそろ行かなければならない。 その夜の侍。 <あらすじ> 3年前に木島宏(野中)が起こしたひき逃げ事件で最愛の妻を失ってしまった中村健一(赤堀)は,抜け殻のようになりながらも復讐することだけを考えて日々を生きていた。やがて,刑期を終えて出所した木島のもとに,復讐を遂げる日までのカウントダウンを告げる差出人不明の脅迫状が届くようになる。そして妻の命日の夜が訪れ,ついに中村と木島は対面を果たす。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載