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えいぞう

玉造小劇店/玉造小劇店配給芝居vol.24「お正月」

えいぞう

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分野:演劇

                 

上演団体:玉造小劇店

http://tama-show.jpn.org

作品名:玉造小劇店配給芝居vol.24「お正月」

上演年:2019

作品概要:明治初期。 元武士家系であった鈴木家に万太郎と千次郎という兄弟があった。 兄が育子という妻をもらうのだが、料理がとにかく不味い。 初めてのお正月にお節料理を出してくるのだが、 好物の高野豆腐も喉を通らない程に不味かった。 しかし万太郎は「美味い…」と、つい言ってしまう。 ここから鈴木家の料理は下降の一途を辿るのである。 大正になると、万太郎と次女の家族の時代になる。 大正12年には関東大震災が発生。 それを逃れ、長男・慎太郎の元に嫁いできたのが関東人のハルで あった。 この時、ハルが手土産に持って来たお節料理。 老いた万太郎は関東の濃い味付けの高野豆腐に痛く感動し、 「この味が今日からうちの味や。やっと自分が蒔いた種を刈り取れる日が来た。」と喜び、 一筆書いた後、息を引き取る。 昭和。 次男の裕次郎が中国に渡ったり、慎太郎とハルの三人の息子、 慎一、慎介、 慎吾も次々と戦争に取られ、 鈴木家も大きな時代のうねりに巻き込まれていく。 敗戦後。 長男の慎一が満州から戻り、やがてまた家族が増えていく。 高度経済成長があり、娘たちが派手になり、グループサウンズがあり、学生運動もあり、 南方戦線で 戦争終結を知らず、 未だ独りで戦っている軍人が見つかったのだが、 それが戦死したと思っていた弟だったり…。 時代と共に人も、姿も、食べるものも変わっていく。 平成。 阪神淡路大震災が発生する。 関東大震災を逃れて関西にやってきたハルだったが、70年以上経って再び震災を経験する。 それを機会にハルは親戚家族たちの前で、 百年以上続いた家を手放す決意を報告するのだった。 現在。 空き家になっていた鈴木家だったが、東日本大震災が発生し、家を提供することになる。 聞いたことのない東北弁を喋る一家がやってくるのだが、 その中 に育子という名前の女の子が居た。 明治時代、最初にこの家に嫁いできた嫁と同じ名前である。 この家に新しい時代が始まろうとしているのだった。

Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載

     

配信可能作品

配信プラットフォーム:未定