えいぞう

DUMBTYPE/pH
分野:舞踊
上演団体:DUMBTYPE
作品名:pH
上演年:1990
作品概要:“pH”とは,物質の酸性/アルカリ性の度合を示す用語。パフォーマンスは二項対立の図式にそって13のphases ー 問い/答え,イメージ/言葉,事実/虚構,拡張/圧縮,公/私,現実/非現実,攻撃/防御,緊張/弛緩,生産/再生産,男/女,外/内,そして最後に第一場と最終場に共通する開始/終焉/再開 ー から構成されている。細長いパフォーマンス・エリアの両側2階の客席から観客は舞台を覗き込むように見下ろす。上下に設置された2機のコンピューター制御されたトラス(バー)が舞台の端から端へと移動し,常時パフォーマーの動きを制限する。上方のトラスには,6台のスライド・プロジェクターが配置され,パフォーマーを監視・追跡し,あるいは,誘発・誘導する様々なイメージを床面に投射する。下方のトラスは床から45cmの高さに設置され,パフォーマンス・エリアを横切るように移動し,パフォーマーは床に横たわってトラスをやり過ごすか,飛び越えなければならない。“pH”のコンセプトのもと,インスタレーションや印刷物,ビデオなど,複数のメディアで展開された。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載