えいぞう

エーシーオー沖縄/炎の鐘
分野:演劇
上演団体:エーシーオー沖縄
作品名:炎の鐘
上演年:2016
作品概要:作品のベースとなったのは,組踊の「執心鐘入」と,そのもととなった,能楽の「道成寺」である。 日本・沖縄で愛され続ける古典の傑作に,現代的な「愛」の解釈を加えた。「炎の鐘」は,沖縄伝統芸能の所作や舞踊をベースにその世界観を見事に表現した“新たな沖縄芸能の傑作”。 愛し合っていると信じていた若松という青年の旅立ちに,激しく渦巻く女の執念はその身体を突き破り,女を蛇に変え,鬼に変える。そして灼熱の激情は,寺の鐘に身を隠した若松を鐘もろども焼き,とうとう女の自らの身をも焼き尽くす。 愛は時に苦悩や葛藤をもたらし,瞬時に激しい怒りや憎しみを生んでしまう。それでもなお美しく,尊い愛。苦しみ抜いた末に成仏した女の魂がたどり着いた境地は,若松が迎える穏やかで美しい,純真な世界だった。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載
配信可能作品