えいぞう

イキウメ/散歩する侵略者
分野:演劇
上演団体:イキウメ
作品名:散歩する侵略者
上演年:2017
作品概要:日本海に面した小さな港町、金輪町。加瀬真治は三日間の行方不明の後、別人格となって発見された。 医師の診断は脳の障害。不仲だった夫の変化に戸惑う妻の鳴海を置いて、真治は毎日散歩に出かける。 同じ時期、田舎町に似合わない凄惨な事件が起きる。老婆が家族を惨殺し自殺するという事件で、一人生き残った孫娘も神経衰弱状態だという。 その後、町に奇病が流行り出す。ある特定の概念を失い、それについて理解できなくなるというもので、それは真治の症状とも似ていた。 医師の車田は頭を悩ませる。隣国との軍事的な緊張が高まる中、その時代の空気と相まって、町は不穏な空気をかもし出していた。 この町は同盟国の大規模な基地がある戦略的に重要な土地だ。政治的な関心からこの町を取材していた桜井は、天野という少年に出会う。 桜井は、“侵略者”の影を見る_。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載
クレジット:[宣伝美術] 鈴木成一デザイン室 [写真] オノデラユキ