舞台芸術
未来世界
ETERNAL PERFORMING ARTS
ARCHIVES AND DIGITAL THEATRE
Scroll
COLUMNS

読みもの

2021.02.18
谷垣内 和子(日本音楽研究家)/藤本昭子『第17回 藤本昭子演奏会』
藤本昭子は、いま最も注目される地歌箏曲の演奏家である。江戸時代に誕生した地歌箏曲の基本の演奏形式は、箏と三弦(三味線のこと)の弾き歌いである。盲人音楽家が専業としたために、繊細で緻密な表現を発達させた。藤本は、とくに微妙な陰影に富む三弦の響きと広い音域をカバーする艶やかな声の表現に実力を発揮する。
2024.02.16
【意見交換会レポート】EPAD Re LIVE THEATER in Kyoto~時を越える舞台映像の世界~
2023年12月20日(水)21日(木)に京都で行われた舞台関係者向けイベント「EPAD Re LIVE THEATER in Kyoto~時を越える舞台映像の世界~」。 そのプログラムのひとつ、意見交換会「公立劇場で舞台映像上映会を実施することについて」が21日に京都市勧業館・みやこめっせにて行わ
2021.02.18
深田 晃司(映画監督)/青年団『S高原から』
フィクションで「死」を描くことは難しい。どんなに荘厳に描かれた死の場面においても俳優は決して死んではいないことは誰もが知っているからだ。 高原のサナトリウムのロビーを舞台にそこを行き交う人々の姿を描いた劇団青年団の代表作のひとつである『S高原から』。2005年にこまばアゴラ劇場での公演を見て衝撃を受