えいぞう

東京演劇アンサンブル/風の又三郎
分野:演劇
上演団体:東京演劇アンサンブル
作品名:風の又三郎
上演年:2003
作品概要:小さな山の分教場に,外国人のような子が転校してくる。その子がいる所では風がどうと吹いて教室のガラス戸はガタガタ鳴り,山や萱や栗の木はみんな揺れました。みんなこの転校生高田三郎を,恐れと憧れをこめて,風の神「風の又三郎」だと思いこみます。山の子ども達は三郎と一緒に野山を駆け,馬を追い,滝壺に飛び込みま。いつも風が,どっどど どどう と吹きこどもたちの昂揚した心を,日常から心象の世界へと導くのです。三郎は父の仕事のために去っていきます。残されたこども達は,一陣の風が吹き去ったあとのような,洗われた静かな心で,又三郎を思うのです。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載