えいぞう

劇団文化座/旅立つ家族
分野:演劇
上演団体:劇団文化座
作品名:旅立つ家族
上演年:2014
作品概要:日本による韓国併合の時代に朝鮮北部に産まれた李仲燮は,朝鮮の大地を愛し幼い頃より絵に描いていた。一九三五年,支配国である日本に渡り ,東京帝国美術学校,文化学院美術科で絵を学ぶ。在学中に山本方子と出会い魅かれ合うが,戦局も逼迫して一人,実家のある元山(ウォンサン)へと戻った。思いを断ち切れない方子は終戦間近の一九四五年,危険な玄界灘を一人渡り仲燮と再会する。二人は結婚,山本方子は李南徳(イ・ナムドク)として生まれ変わり二人の子どもを授かる。やがて第二次大戦は終結するも朝鮮半島は混乱が続き,朝鮮戦争が勃発。身の危険を感じた仲燮は,芸術と家族を守るため,一人残るという母に絵を託して元山から脱出する。一家は釜山から済州島にたどり着くが,南徳と子共たちは健康状態が悪化,仲燮を残して日本に帰ることとなった……。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載