えいぞう

枇杷系/愛情十八番
分野:舞踊
上演団体:枇杷系
作品名:愛情十八番
上演年:2005
作品概要:「ワタクシというものをすべての起点としてしか考えられないことから来る不幸と幸福。それらを大きな器の中に入れてシェイクしたらどんな味になるのだろうか。 からだという器からズブズブと零れ落ちてしまう蜜を持ったものたちは,そこここに痕跡を残し身を隠すことができない。巧妙に足跡を消しても匂いがあたりにかすかに残る。そのような人々はあきらめて,ダンスを踊る他はない。互いの匂いが混じりあい,私の匂いがかき消されるところまで踊るのだ。からだは空気を攪拌し汗は蒸気となって雲を作る。」———このダンスのテキストはまず,「踊る人々」そのものである。様々な視覚が踊るからだの中で交通することから始まった。 ダンサーとコレオグラファーは向かい合ってたくさんの時間を過ごし,今,並んでもうひとつの場所を見ている。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載