舞台芸術
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読みもの

2021.02.18
徳永 京子(演劇ジャーナリスト)/ままごと『わが星』
演劇に対して「難しい」「わざとらしい」「ダサい」というイメージを持っている人がいる。悲しいかな、そういう作品も存在するのでその意見は否定しない。が、その代わりこれを観てほしい。時報のリズムがせりふと音楽に変容し、俳優達の動きがダンスと融合すると、太陽系の運動の中に自分も連なる感覚と、太陽系を外から眺
2021.04.17
今井浩一(ライター)/劇団青年座『MOTHERー君わらひたまふことなかれー』
劇団青年座は、演出・宮田慶子×劇作・マキノノゾミのコンビで本作、『フユヒコ』『赤シャツ』の財産演目と言える3部作を作り上げた。その第一弾が本作。近代日本を代表する歌人・与謝野晶子とその夫・鉄幹のもとに集う、若き石川啄木、北原白秋、佐藤春夫、平野萬里、大杉栄、管野須賀子、平塚らいてう。近代文学興隆の芽
2021.04.17
森田勝也(公益社団法人 日本児童青少年演劇協会会長)/イッツフォーリーズ/ミュージカル『おれたちは天使じゃない』
中学校の教員になって10年くらい経った頃だったろうか、先輩に誘われて偶然観た芝居がフォーリーズの「おれたちは天使じゃない」だった。単純なストーリーであるが、生の人間が演じるとこんなに気持ちが膨らみ心が躍るのかと、演劇のダイナミズムに感動したのを覚えている。純粋で素直な少女と三人の泥棒の出会いによるド