えいぞう

維新派/トワイライト
分野:演劇
上演団体:維新派
作品名:トワイライト
上演年:2015
作品概要:伊勢をめざす旅に出た少年ワタル。奈良の山中で道に迷ったワタルは,不思議な生き物を見ます。導かれるままに辿りついた曽爾村で,ハルという腕白な子どもに出会います。2人は,村祭りで一緒に獅子舞を見たり,雨の中,秘密の洞窟を探検したり,ワタルは迷子になっていたことも忘れ,ハルと村中を巡ります。彼らを傍で静かに見つめているのは,成長して曽爾村を再び訪れたワタルです。 成長した彼もまた人生の岐路に立っていました・・・。 [Note] 奈良県曽爾村は,奈良と三重の県境に位置する自然豊かな村で,約3.500�Fのグラウンドに現れた劇場。刻一刻と移りゆく空の色と,山々を背景にした舞台,そこで演じる40名以上の出演者が見せる演技は,どの瞬間も同じ表情を見せない“一回性の演劇”を体現した作品です。本編では,村の歴史や,口承による300年の伝統を持つ舞いを作品に取り入れ,この曽爾村で上演することが重要な作品となりました。村の内外から集めた1000足の靴が,時間の流れを暗示しており,効果的な演出がされていました。 公演中は雨の日や,月も星も雲に隠れた真っ暗な日もありましたが,千秋楽は見事な満月でした。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載
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