えいぞう

てがみ座/燦々 -さんさん-
分野:演劇
上演団体:てがみ座
作品名:燦々 -さんさん-
上演年:2020
作品概要:てがみ座 第十六回公演。 北斎の異才を受け継ぎ,のちに『夜桜美人図』『吉原格子先之図』を描き出すお栄(応為),その青春期の物語。 【あらすじ】 江戸後期,黒船が泰平の眠りを覚ます少し前。お栄は鬼才の絵師・葛飾北斎を父に持ち,物心つく前から絵筆を握ってきた。幼い頃から北斎工房の一員として,男の弟子たちにも引けを取らずに,代作もこなし枕絵も描いてきた。けれど本物の絵師になりたいと肝を据えたとき痛感する。北斎の影から逃れ,自らの絵を掴むには,女である自分を受け入れ,見つめなくてはならないと。折しも出島からシーボルト一行がやってきて北斎工房に大量の絵を発注する。百枚の肉筆画を西洋の画法で描くようにと。絵師たちに新たな風が吹きつける。お栄は,自らの光と闇を見出そうと挑んでいく……。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載
クレジット:デザイン:鈴木勝(FORM) イラスト:五十嵐大介 題字:高橋藍夏