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読みもの
2021.04.17
文学座のレパートリーは別役実から始まる不条理劇の系譜がある。名古屋を拠点に活動する劇作家・佃典彦の戯曲を松本祐子が演出した。ヌラクラと優柔不断家に生きてきた息子と、“脱皮”を繰り返して若返っていく父親の物語。老いた父親は認知症のようだったが、その姿が若返るたびに息子は父親がどんなふうに生きてきたかを
2021.02.18
舞台『変半身』を観たとき、想像のできない光景の連続に驚いた。特に最期の場面を忘れることができない。零れ落ちた言葉の反響、静寂、表情、目に見えなくても存在を感じる遠くの景色、全てが一つになって身体の奥底に流れ落ちていった。たぶん、私の人生に必要な光景だったのだと思う。痛みのある愛おしさが、何度も蘇って
2021.02.19
デザイン・スタイリング・撮影:土谷朋子(citron works)
タカコが盆踊りを見る目が忘れられない。
等々力の定食屋では何を食べていたのだろうか。なんとなく、ソース焼きそばとかチャ