えいぞう

烏丸ストロークロック/烏丸ストロークロックと祭「祝・祝日」
分野:演劇
上演団体:烏丸ストロークロック
作品名:烏丸ストロークロックと祭「祝・祝日」
上演年:2020
作品概要:この『祝・祝日』は,劇場や場に人が集まり,俳優が舞台で神楽を舞うことで作られる祭です。かつて,宮中でも鎮魂の呪法として舞われていた神楽は,いつしか山伏たちによって農村にも伝えられ里神楽とし広く伝播しました。山伏は祭りをとりおこない,神楽を舞うことで,人々と自然(カミ)とのつながりを作り,人々は制御不可能な存在を認識し折り合いをつけ,心の拠りどころとしていたのです。
そういった宗教的な幻想を持てなくなったのが現代です。そこで,現代人の心の不全の源を探り続けてきた,烏丸ストロークロックが里神楽の一つである東北の山伏神楽の実践をはじめました。人間にとって一番身近な自然は身体ともいえましょう。その身体を駆使し,舞手を駆り立てるような囃子の中で単純で複雑な反復を繰り返す行為は,俳優もそれを見守る観衆をも忘我させ,魅了します。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載
配信可能作品
クレジット:(メインビジュアル)坂本大三郎