えいぞう

木ノ下歌舞伎/義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー
分野:演劇
上演団体:木ノ下歌舞伎
作品名:義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー
上演年:2021
作品概要:源平合戦後も平家残党が生き延びていたという設定のもと,平家武将たちと源 義経の“その後”を描いた「義経千本桜」は全五段の傑作長編。その二段目「渡海屋・大物浦の場」は,海に身を投げて自害したはずの平知盛が,船宿の主人となり義経に復讐を企てる物語です。
変わりゆく時代の中,変わらぬ信念で戦った知盛の姿は,今どんな相貌をもって現れるのか。平成から令和の改元,疫病による日常の変化を受けての2021年版を演出するのは,もちろん初演・再演に続き多田淳之介。歴史や社会に対する切実な視線,激情と哀切から〈今〉と切り結ぶ作風で,ジャンルを問わず衝撃的な作品群を世に問い続けています。
2012年初演,2016年再演と,形を変えながら時代を抉(えぐ)ってきた〈逆襲劇〉が三たび登場。歴史の狭間に消えた幽霊たちの声が甦ります。
Japan Digital Theater Archives(JDTA)掲載