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読みもの

2021.02.18
深田 晃司(映画監督)/青年団『S高原から』
フィクションで「死」を描くことは難しい。どんなに荘厳に描かれた死の場面においても俳優は決して死んではいないことは誰もが知っているからだ。 高原のサナトリウムのロビーを舞台にそこを行き交う人々の姿を描いた劇団青年団の代表作のひとつである『S高原から』。2005年にこまばアゴラ劇場での公演を見て衝撃を受
2021.02.18
笹目 浩之(ウルトラポスターハリスター/プロデューサー)/演劇実験室◉天井桟敷『レミングー’82年改訂版 壁抜け男』
『レミング 壁抜け男』の衝撃 壁なんてのは、あんた方の心の中にあるんだよ。 出口なんてね、出口なんてな、 結局最初っからあんた方にはなかったんだよ! (1982年 『レミング 壁抜け男』より) 1982年12月10日、19歳。演劇実験室「天井棧敷」第30回公演『レミング ’82年改訂版 壁抜け
2021.02.18
徳永 京子(演劇ジャーナリスト)/ままごと『わが星』
演劇に対して「難しい」「わざとらしい」「ダサい」というイメージを持っている人がいる。悲しいかな、そういう作品も存在するのでその意見は否定しない。が、その代わりこれを観てほしい。時報のリズムがせりふと音楽に変容し、俳優達の動きがダンスと融合すると、太陽系の運動の中に自分も連なる感覚と、太陽系を外から眺